ファーストペンギン:つじ恵 ─ 増税vs減税 ─ 立憲議員の忸怩たる思い [寄稿]

2025参院選を前に、多くの党が何らかの「消費税減税」を公約として打ち出しており、「積極財政」を唱える党も、れいわだけではなくなりました。

2019年に山本太郎代表が旗揚げした れいわ新選組 は、結党当初から「消費税廃止」「積極的な財政出動による景気の底上げ」を掲げていたわけですが、当時は荒唐無稽だと見なされることがほとんどだったと記憶しています。時代が追いついてきたのでしょうか。

消費税増税の流れを作った張本人である、野田佳彦氏率いる 立憲民主党 まで、限定的とはいえ減税を唱える方向に転換。つい先日まで(4月12日の枝野氏発言1に象徴されるように)消費税減税には否定的だったはずですが ・・・

「減税ポピュリズムに走りたい人は、別の党をつくればいい」。立民の枝野幸男最高顧問は12日、地元さいたま市での講演で、党内の減税派をけん制し、国民民主などの減税論を「参院選目当てとしかいいようがない」と言い放った。

2025/4/16 減税派は立憲民主党から出て行け? 枝野幸男氏の批判がガチすぎる 「消費税」めぐりカオスな与野党の状況 – 東京新聞

緊縮派の手のひら返しは、一見するとそれこそ「選挙前だけの釣り文句・ポピュリズム」であるようにも見えなくもありません。

── 背景に何があったのでしょう?

投票前にシッカリと情報収集をして、見定めたい有権者の皆様へ。

同じ気持ちをもつ有権者のひとり* として、ここに至る経緯・動向などを(それなりに長いスパンで)追い続けてきました。改めて、筆者自身の勉強・頭の整理も兼ねて以下に記します。

[*本稿はボランティアによる寄稿です]

ファーストペンギン:辻恵

─── 2012年:野田政権下

「国民のため」信念を貫いた正義漢

が存在したことを ・・・ どれほどの有権者が知っているでしょうか?

  • 野田佳彦内閣(2011~2012年)のもと、消費税を5%→8%→10%へと段階的に引き上げる消費税増税法案が可決2。これは公約違反であり、国民の期待を裏切るものでした。
  • 政権与党メンバーであった辻恵は、その消費税増税法案に対して一番に反対票を投じました。そして国民の期待を無為にする党に留まることを良しとせず、潔く離党

消費税増税に敢然とノーを突き付け、飛び出した

辻恵は、消費税増税阻止、減税・消費税廃止の流れにおける、政界の

ファーストペンギン3

といえます。

「ファーストペンギン」とは、集団で行動するペンギンの群れの中から、天敵がいるかもしれない海へ、魚を求めて最初に飛びこむ1羽のペンギンのこと。転じて、その“勇敢なペンギン”のように、リスクを恐れず初めてのことに挑戦するベンチャー精神の持ち主を、米国では敬意を込めて「ファーストペンギン」と呼びます。日本でも、NHKの朝の連続ドラマでそのエピソードが紹介され、広く一般に知られるようになりました。

ファーストペンギンとは – 日本の人事部

そして、消費税増税法案に反対したものの、力及ばず止められなかったことことを国民にお詫びしています。

民主党政権の「国民に対する裏切り」

野田政権は、マニフェストを破り、消費税増税を決めてしまいました。このときは執行部のみならず、多くの民主党議員が「プライマリーバランスの健全化を」「将来に借金を回してはいけない」という財務省のレクチャーに篭絡されたことが、増税法案可決の決め手となったようです。

結果、国民の心は一気に離れ、民主党政権は崩壊しました。

民主党政権への失望、裏切られたという反動で「政権交代アレルギー」「消去法で自民」という人々が増えたというのは確実にあると思われ、今なお尾を引く根深い問題といえます。

▲ 画像:(動画より)当時、民主党政権の一員であった辻恵は「国民の皆さんに失望を与えた」「みんなが期待した政権交代を裏切るもの」と

▼ 動画: 国民に対する裏切り、許されざる行為について語っています

様々な策謀が渦巻く永田町。辻氏のもとにも懐柔の打診があったであろうことは想像に難くありません。しかしそこは、人権派弁護士として・政治家として権力の不条理に対峙し続け「困っている人々を助ける」ことをライフワークとしている辻さん。保身のために魂を売る選択肢はありえませんでした。

財務省に篭絡され、国民の期待を裏切るような党ではダメだ。徹頭徹尾、国民の生活を本位にした政治を行う勢力を作らなければ ─── 民主党離党後、辻恵は模索を続けます。

山本太郎との出会い

消費税増税が日本の景気を減退させ、庶民を苦しめていることに早くから着目していた政治家は、他にもいました。そう、山本太郎です。小沢一郎氏との自由党を経て、2019年に旗揚げした れいわ新選組 は、結党当初から「消費税廃止」を掲げていました。

山本太郎さんもまた、まごうことなき「ファーストペンギン」でしょう。反原発発言で芸能界を追われ、政治家に転身。たったひとりで始めて、憲政史上類を見ない本物の市民政党(バックに特定の組織や支援団体をもたない、善意の市民に支えられた草の根政党)を作り、国政政党にまで押し上げた、唯一無二の政治家です。

多くのタレント出身政治家が「その知名度を既成政党に利用される形で(議席確保要員として)出馬する」ケースが多いのとは真逆。反骨・気骨の塊と言えます。

山本太郎の言動に感銘を受けた辻恵は「まさに我が意を得たり!」と、れいわ新選組に合流。

れいわ新選組の法律顧問的な役割、政策委員としての務めを果たしつつ、自らも候補者として、この参院選に愛知選挙区から立っています。

そう、

  1. 皆さんの生活を守る。人権を守る。
  2. 正義を貫き不条理を許さない。
  3. 腐った政治を根本から変える。

ために。

証言

SNSの声

阪口直人氏、民主党時代の辻氏を語る

つじ恵先生と私の関係をお話すると、実は民主党で衆議院議員をしていた時の大先輩でした。

つじ先生の一番の私の思い出はですね ・・・ 2012年「社会保障と税の一体改革」ということで、連日、我々は「消費税を5%から10%に上げるべきかどうか」という議論をしていました。

当時私は、「未来のためには仕方がない」と、10%に上げることが衆議院議員の責任なんだという、まさに財務省にコロッと騙されて、こんな思いを持っていたんですが

そこに敢然と反対をして、そして結果的に党を離れることになっても信念の政策を貫いたのが、つじ恵さん。すごいことだと思います。

このことひとつをとってもですね、つじさんの先見の明というよりは、もうこれは積み上げたアカデミックな能力の高さと、そして何よりも、信念の強さがお分かりになると思います。

阪口さん曰く「辻さんは、マザーテレサのような方」とも。
(※ 実際に会ったマザーテレサは、強くて信念のある人物だったそうです)

れいわに来てから …

れいわ新選組には、(つじ恵をはじめ)元・民主党、元・立憲民主党のメンバーが複数在籍しています。民主党が政権を担っていた時期のことから、2021年衆院選時「消費税5%へ減税」の旗のもと、一度は実現した(後に形骸化した)野党共闘のこと、そして民主党/立憲民主党の内情的なものまで、紆余曲折 … その反省を糧にしています。

枷(かせ)が外れ、堂々と減税を主張

個性豊かなメンバーですが、皆に共通している点として「れいわに来てからは、遠慮なく・堂々と減税を主張できている」ことが挙げれられます。

国民のために減税を唱えたい議員にとっては、バックに特定の組織・支持母体を持たない、真の意味での市民による草の根政党:れいわ新選組は、うってつけの新天地。

前項「証言」でスピーチを紹介した、阪口直人議員(現・れいわ副幹事長)もその一人です。立憲時代:2021年衆院選当時のことを話してくれました。

野党共闘4で消費税5%への減税を掲げた*。私自身は、当時の枝野代表にOKをもらい「消費税ゼロ」を訴えた。にもかかわらず、選挙後に枝野代表は「消費税減税を掲げたのは間違いだった5」と言い出し、梯子を外されてしまった。

* 消費税5%への減税を妥結点として、野党4党(立憲・共産・社民・れいわ)が共闘、小選挙区で候補者を一本化。なおこのとき、れいわは4割の候補者をおろすという大幅な譲歩6をしている。

れいわに来てから、立憲時代を振り返る阪口さんのXポスト

立憲議員の忸怩(じくじ)たる思い

阪口さん曰く、

── 実は(ご自身のみならず)

  • 立憲内には、消費税減税派が沢山いる
  • しかしそれは、執行部の方針とは相容れない
  • 多くの立憲議員は、忸怩たる思いを抱えているのではないか

とのこと。

これはどういうニュアンスなのでしょうか?

内外の証言・資料をもとに、その実を解きほぐしてゆきたく思います。

ホントは減税したい? 立憲議員たち

立憲民主党は、執行部が(財務省のレクチャーに沿った)「緊縮財政」派として知られています。支持母体である連合が消費税減税に難を示している7ことも、緊縮方向を決定づけている要因でしょう。

しかしながら、内部には減税派(隠れ減税派)も多いと。

やや激しい言葉で表出したのが、冒頭で紹介した「4.12枝野氏発言:減税ポピュリズム派は出ていけ」であると思われます。

減税 = ポピュリズム?

果たして、減税はポピュリズムなのでしょうか?

選挙前だけ、耳ざわりのよい釣り文句として用いるなら、それはポピュリズムでしょう。

しかしながら、しっかりとした経済理論・貨幣観に立脚し、多面的な分析を経て練られた政策としての減税は、決してポピュリズムなどではありません。憂国の志士たちによる、心からの処方箋です。

2019年、れいわ新選組・山本太郎代表 + 立憲民主党・馬淵澄夫氏 によって立ち上げられた、「消費税減税研究会8」。馬淵さんの言葉を借りましょう。

逆進性を伴う消費税増税の是非を問い、税制全体のあり方を考えるため、広く有識者の方も交えた検討を行って参りたいと考えています。山本代表とは消費税減税という方向で意見が一致しており、ともに立ち上げることで、この研究会が広く国民の皆さんのくらしに資する、有意義なものとなると確信しています。

政治の役割は、国民の皆さんの「くらし」、つまり「メシを食う」というあたりまえの営みを守ることです。そのためにまず景気を回復させる、そしてお一人おひとりのささやかな幸せを守る、その強い決意で臨んで参ります。

2019/10/25 「消費税減税研究会」立ち上げ報道にあたって – 馬淵澄夫 公式サイト

ごく当たり前に、国民の生活を考えてくれていることがハッキリと読み取れますね。

逢坂氏・蓮舫氏からの牽制球

国民の暮らしを第一に考え、しかも野党共闘の結節点 ~ 政権交代を見据えたこの超党派の動き。しかしながら、立憲執行部はブレーキをかけます。

「なぜ野党が政権交代にたどり着かなかったのかを考えると経済政策が甘い。消費税は廃止という考えだが、5%で力を合わせられないか話し合いたい」山本氏は会合でこう述べ、消費税減税を野党結集の結節点としたい考えを強調した。

馬淵氏も「野党が結集していく軸として、消費税減税を次期衆院選に向けた大きな公約とすべく議論したい」と設立の意義を説明した。

会合には落選中の野党系元議員ら40人弱が出席した。現職議員は22人が出席したが、立民からは、山本氏の消費税廃止論に同調する石垣のりこ参院議員ら3人にとどまった。

背景には党執行部の締め付けがある。25日には逢坂誠二政調会長と蓮舫参院幹事長の連名で、他党や他会派が主催する勉強会などへの参加を党の許可制とすることを通達した。

2019/10/30 れいわの勢力拡大に怯える立民「消費税減税研究会」への参加警戒 – 産経新聞

牽制の効果は抜群! スタート時、立憲現役議員の参加はわずか3名にとどまりました。9

とはいえ、正しいものを正しいと感じる心の奥底にまでブレーキは掛けられないでしょう。結果、この「消費税減税研究会」に賛同・参加した議員10は少なくありません。

また同会への参加はなくとも、(2024年の立憲党首選での江田氏・吉田氏の顛末11や、そして枝野氏が放ってしまった、減税派は党を出ていけという旨の発言に象徴されるように)本心では減税を望む「隠れ減税派」立憲議員が増えていたことは否めないようです。

二木「執行部を気にして出てこなかったという、隠れ減税派の人。聞くのがいいかどうかわからないけど、枝野さんが『減税ポピュリズムの人たちは党を出て新しい党をつくれ』と言ったという。こんなこと言うか、と思ったんですけど江田さんはどうとらえました?」

江田「ニュースを見て目と耳を疑いましたね。我が党は立憲主義や民主主義を冠する政党です。だから枝野さんの発言は、たとえば党内民主主義、党内手続きを経てしっかり党の決議をとるという主義、もちろん言論の自由、政策提言の自由なども否定していますから」

2025/4/28 江田憲司議員に聞く、「立憲民主党が消費税減税に舵を切った理由」- 文化放送

いち有権者としては、江田さんの言うことに理があるように思えます。

隠れ山本太郎ファン

元立憲・現れいわ:高井たかし幹事長曰く「国会議員には『隠れ太郎ファン』が沢山いる」

信念か、保身か

何よりもまず、国民の生活のため。そして政界再編を見据えて野党協力の道を提案しつつ、客観的なデータと分析に基づき、真正面から正論を展開する山本太郎さん。その姿に、党派を超えて心動かされる議員、元議員たち。

しかしながら、(立憲民主党に在籍する限り)現実としては、執行部に睨まれたら公認をもらえなくなる ・・・ つまり、「隠れ減税派」各位が心の声に従った行動を起こすことは、自らの党員・議員としての立場を危うくすることと同義。ジレンマ。

これこそが、阪口氏の言う「立憲議員の忸怩たる思い」でしょう。

サラリーマンで言えば、社長や幹部の方針に異論があっても、社内的立場や家族の生活を鑑みて「グッと堪えて」「正論を飲み込んで」従わざるを得ない。自分自身が出世し、偉くなるまで我慢するしか ── そう考えると理解しやすいかもしれません。

ただ、サラリーマンと政治家ではワケが違います。

政治家は、自らの地位・議席のためではなく、国民の生活を第一に考えて動いてほしい。動くべきである。そうは思いませんか?

正論を押さえつけてしまう政治家、正論を飲み込んでしまう政治家、保身を優先する政治家だらけだったからこそ、今の日本の窮状、失われた20年・30年がもたらされたのではないでしょうか。

つじ恵、山本太郎が繰り返し訴えるように、この国の主人公は・オーナーは、私たち国民です。国民の声を代弁するからこそ、国会議員のことを「代議士」と呼ぶのでしょう。

どっちを向いて政治家を・代議士をやっているのか。投票における判断指標ではないでしょうか。

知るほどに対照的

─── 以上、2025参院選の争点のひとつになっている「消費税減税/廃止」を軸に、内外の情報を連ね、民主党/立憲民主党出身者の証言を切り口に、少々深堀りをしてみました。

「減税」に対するスタンスの違い、一貫性の違いが、改めて明快になったように思います。知るほどに対照的ですね。

中日新聞アンケート

参考まで、2025/6/29 付 中日新聞に掲載されていたアンケートを付します。

これによると、立憲民主党の候補者の80%以上が消費税引き下げに賛成となっています。

(さて復習です)

  • 野田佳彦内閣(2011~2012年)のもと、消費税を5%→8%→10%へと段階的に引き上げる消費税増税法案を可決。公約違反、国民の期待を裏切ったという事実。
  • 2021年衆院選時、消費税5%への減税を旗印に野党共闘が実現。しかし選挙後に枝野氏が「消費減税を言ったのは間違いであった」旨を述べた事実。
  • 2025年4月12日、枝野氏による「減税ポピュリズムに走りたい人は、別の党をつくればいい」、他党の減税論を「参院選目当てとしかいいようがない」旨の発言。
  • そして参院選直前には、立憲も(限定的とはいえ)消費税減税を公約に。

一貫性がなくブレブレ。こういった経緯・実績からすると、果たして公約が守られるのか、あるいは選挙前のリップサービスに終わるのか ・・・ 判断は有権者に委ねられます。

つじ恵を、れいわ新選組を

辻恵も、山本太郎も、首尾一貫しておりブレていません。国民の生活を第一に考え、声なき声を拾い上げ、困っている人を助けるべく信念を貫く ─── 政治に携わる者、政治をウォッチしている者なら誰もが認めるところでしょう。

2025-05-18 名古屋駅 ゲリラ街宣 山本太郎・つじ恵

─── 2025参院選を前に、各党がこぞって「れいわの政策を真似るように」消費税減税、積極財政を唱えている現実があります。やっと時代が追いついてきたのではないでしょうか。

愛知県内の皆様!

あなたの一票を、是非つじ恵に!

なお、本稿では消費税の話に終始してしますが、つじ恵の政策はこれにとどまりません。つじ恵を国会に送ることで、政治腐敗を根本から一掃することが出来る可能性がグッと高まります。

是非「政策」「プロフィール」もご覧ください!

長文・乱文ご精読、誠にありがとうございました。

2025/7/9 (水)
つじ恵ボランティアスタッフ

  1. 減税派は立憲民主党から出て行け? 枝野幸男氏の批判がガチすぎる 「消費税」めぐりカオスな与野党の状況 – 東京新聞 ↩︎
  2. 野田政権:消費税増税法が成立-実行になお残る政治リスク – Bloomberg ↩︎
  3. ファーストペンギンとは – 日本の人事部 ↩︎
  4. 野党4党、脱原発や消費税減税で政策合意 – 日本経済新聞 ↩︎
  5. 消費減税の訴え「間違いだった」立憲・枝野氏、公約見直しに言及 – 朝日新聞 ↩︎
  6. 「この衆院選、私たちは野党共闘という形で参加することにしました」れいわ新選組・山本太郎 – #れいわmemo ↩︎
  7. 安易な消費減税に反対 連合会長、立国けん制 – 時事通信 ↩︎
  8. 「消費税減税研究会」立ち上げ報道にあたって – 馬淵澄夫 公式サイト ↩︎
  9. れいわの勢力拡大に怯える立民 「消費税減税研究会」への参加警戒 – 産経新聞 ↩︎
  10. 消費税減税研究会 – Wikipedia ↩︎
  11. 【立憲代表選】締め切り30分前の攻防ドキュメント 4人目は江田氏か吉田氏か…告示日ギリギリですべり込み 候補者「1本化」の瞬間 – MBS NEWS ↩︎

れいわ新選組 つじ恵 政見放送スケジュール 2025/7/8(火)~18(金)

れいわ新選組 つじ恵 政見放送スケジュール 2025/7/8(火)~18(金)

2025/7/6(日) つじ恵 個人演説会 with 水道橋博士・青柳拓

7/20(日)投開票:参議院選挙に向け、つじ恵の個人演説会を開催いたします。

ドキュメンタリー映画「選挙と鬱」水道橋博士 and 青柳拓監督を弁士としてお迎えします。

登壇者

日時・会場

2025/7/4(金) 木村英子&つじ恵 合同演説会

沢山のご来場ありがとうございました!

▼ 2025/7/5 動画を追加

( 木村英子事務所: YouTube

木村英子&つじ恵 合同演説会

7/20(日)投開票:参議院選挙に向け、木村英子&つじ恵の合同演説会を開催いたします。

登壇者

時刻・会場

森友問題 – 真相究明・腐敗一掃を! つじ恵×木村真 対談

森友学園問題に早期から着目し、導火線に火をつけた男:豊中市会議員・木村真。そして赤木さん自死についての刑事告発を担った正義の敏腕弁護士:辻恵。政治/行政/司法の腐敗、権力犯罪に毅然と立ち向かう2名の対談です!

背景

  • 森友学園は、籠池泰典氏が理事長を務めていた学校法人。
  • 同法人運営の塚本幼稚園(大阪市淀川区、1950年開設 ~ 2021年休園・解体)では、幼児に「教育勅語」や「安倍首相がんばれ!」と唱和させるなどの教育を行っていた1
  • これに感銘を受けた安倍昭恵氏2 は、森友学園、籠池夫妻と交流を深める3
  • 安倍昭恵氏が名誉校長を務める小学校「瑞穂の國記念小學院」建設を計画4

動画(2025/6/18 収録)

[ テロップ誤記訂正 ]
0:44 ×地方の不正を→○司法の不正を

今日に至るダイジェスト

  • 2016年6月、国が森友学園と大阪府豊中市の国有地の売買契約を締結。(鑑定価格9億5600万円のところ、1億3400万円で払い下げ。ゴミが埋まっているなどの理由で8億円以上も値引きされたが、その根拠が不透明)5
  • 2017年2月8日、木村真氏(豊中市会議員)が情報公開を求める → 黒塗りで開示 → 木村氏は訴訟を起こす → 森友学園の疑惑が表面化6
  • 2017年2月17日、衆議院予算委員会で安倍首相(当時)が「私や妻が関係していたということになれば、まさに私は、それはもう間違いなく総理大臣も国会議員もやめる」と答弁7
  • 2017年2月22日、菅官房長官(当時)が首相官邸に佐川氏らを呼び面談。
  • 2017年2月23日、安倍昭恵氏が名誉校長を辞任する旨が伝えられる。
  • 2017年2月24日、衆議院予算委員会で佐川宣寿・財務省理財局長(当時)が「記録は破棄した」旨を述べ、財務省は(2月26日より)関係文書を改ざんし始めた。
  • (近畿財務局職員:赤木俊夫さんは、この不正な公文書改ざんを上司に強要された。真面目な公務員であった俊夫さんは、犯罪に加担してしまったことによる良心の呵責、自らに罪が着せられて尻尾切りのようにされたこと、などなどから鬱病を発症。休職を余儀なくされた。そして2018年3月7日、自ら命を絶った。俊夫さんはノートとPC内に記録を残していた8
  • 2018年5月31日、大阪地検は佐川氏ら(背任罪)を不起訴に。
  • 2020年、赤木雅子さん(故・俊夫さん夫人)が佐川理財局長と国を相手に損害賠償請求、証拠開示を求める → 2021年12月、国は「認諾」し、損害賠償金を支払うが証拠は出さないという、極めて異例といえる措置をとった。
  • 佐川氏に対する請求は「国の機関としてやったことであり、個人は責任を問われない」として棄却。
  • 2022年、辻弁護士は赤木雅子さん側に立ち「虚偽公文書作成罪、同行使罪」で、佐川氏を刑事告発9。しかし東京地検は動かず。
  • 行政文書の開示を求めていた裁判で、2023年9月14日、大阪地裁は不開示が妥当だという請求棄却の判決を出していた。ところが、2025年1月30日、大阪高裁は関係文書の開示を命じた。石破首相は上告せず、判決が確定した。
  • これを受け、2025年4月、文書の第一弾が開示された。しかしながら、具体的な売買に関する部分、関係者の名前が出てくる部分が欠落。欠落部分の文書は破棄されて存在しないとされるが … 10

動画発言より大意要約

木村
  • 1ヘクタール近い国有地。豊中市民は使途が気になっていた。それが「幼児に教育勅語を暗唱させるようなトンデモ極右教育」を行う、森友学園の小学校建設用地として払い下げられたことに驚き。
  • 森友学園・籠池氏は日本会議11の関係者であることが判明。名誉校長が安倍昭恵氏となると政権直結、国有地の(異常な値引きを伴う)払い下げには裏があるのでは、と調査・統計を取った。
  • 2016年5月ごろ、近畿財務局に電話し、赤木俊夫さんの直属の上司にあたる池田靖氏とも会話。(タイミング的には、国と森友学園が売買契約を詰めている真っ最中)
  • 売買契約以前の2015年9月3日、安倍首相が財務省の岡本官房長・迫田理財局長と面会。翌9月4日、国会が安保法制法案審議で紛糾するなかにもかかわらず、安倍首相は大阪に出張 ~ 公明党の冬柴元国務大臣の次男、コンサル会社経営者と会食。9月5日、昭恵氏が森友学園・塚本幼稚園で講演。安倍夫妻の関与は明らか。
木村
  • 歪んだ愛国教育を行う私立小学校建設用地として、国有地のいびつな払い下げを行ったという真実を隠すために、(財務省主導で)公文書改ざんまでやらかしてしまった。政権(および安倍夫妻)が肩入れしたこと(が問題の根)だったと見ている。
  • そもそも、国有地が民間に払い下げられるということは稀。しかも、9億以上の土地が1億少々にまで値下げされるのはおかしな話。それを(安倍首相が予算委員会で)「私や妻が関与していたら首相も国会議員も辞める」と発言した → 財務省は大慌てで政権を守らなきゃいけない、権力の私物化を擁護するように官僚が動く(公文書改ざんという犯罪にまで手を染め、シラを切りとおす)というのは過去に例を見ない(悪質さである)。
木村
  • 当初、国有地払い下げ交渉における森友学園の立場は良いものではなかった。ところが、籠池夫妻・安倍昭恵氏との3ショット写真を見せた途端に「神風が吹いた(by 籠池氏)」→ 手続きはスムーズに進むようになり、森友学園の支払い能力に合わせて値引きがなされる運びとなった。
  • (正々堂々説明のできないオカシナことをやっているため)国会では虚偽答弁が繰り返され、見られたら具合の悪い文書は破棄し、公文書の改ざんまでやらかした。
  • 一言で言えば「権力犯罪」に尽きる。
  • おっしゃる通り。ここまで国を私物化するような権力者は(過去には)いなかった。
  • 安倍政治が礼賛されたりもするが、教育勅語など自分の思い込みの価値観で独断専行に進み、お友達だけを優遇する。加計学園も桜を見る会も含め、公的な行事も含めて全部私物化している。
  • (安倍政権下の)国政は、戦後の民主主義が全部壊れるような事態だった。
木村
  • 内閣人事局の使い方も、あんな(私物化した、恣意的な)使い方は(制度的に)想定されていなかった。安倍晋三がやらかしたことは本当にデタラメ。
  • 「権力は腐敗する」という前提で、三権分立、立法・行政(・司法)が牽制し合って腐敗を防ぐように制度設計されていた。それが、ひとりの突出した権力者の意向で全部ガラガラと崩された。
  • この問題を解明・解決できる政権でなければ、国民のための政権とは言えない。
木村
  • 2017年2月17日、安倍氏の「私や妻が関係していたということになれば、間違いなく総理大臣も国会議員もやめる」との答弁。最初に文書改ざんが行われたのは2月26日。その真ん中・2月22日に、当時の菅官房長官が首相官邸に佐川氏らを呼び面談したことは、関係者皆が認めている事実。その場で文書改ざんの打ち合わせがなされたことが濃厚であるが、メモなどの証拠は出ていない。
  • 安倍政権下の10年ほどの間に、この国の統治機構がほぼ根っこのところまで腐ってしまったという恐怖を感じる。
  • 底が抜けてますよ。民主主義の。
木村
  • 全てを明るみに出すためには、政権交代しかない。
  • 徹底究明するために、根性を持った人間が立たないと。
  • 今の政権・官僚のやっていることは、秦の始皇帝の焚書坑儒と同じ。

SNSの声

参考記事

森友学園問題を巡る裁判 わかりやすく知る経緯まとめ《大阪高裁が「不開示決定の取り消し」を国に命じるまで》- 文春オンライン

  1. 森友学園:系列幼稚園で「安倍首相がんばれ」- 毎日新聞 ↩︎
  2. 安倍首相夫人・アッキーも感涙…園児に教育勅語教える“愛国”幼稚園 – 産経新聞 ↩︎
  3. こんなにある「森友」&昭恵氏 深い関係 – しんぶん赤旗 ↩︎
  4. 森友問題の新たな物証発見 安倍昭恵氏のために2つの「名誉校長室」が作られていた ↩︎
  5. 森友問題火付け役、木村真・豊中市議に聞く~森友・加計学園問題、疑惑のポイント(下)- アジアプレス・ネットワーク ↩︎
  6. 財務省「森友学園」交渉記録の情報公開請求、提訴(第一次訴訟)、請求の変更、控訴の理由・目的 – 政府の公文書のあり方を問う弁護士・研究者の会 ↩︎
  7. 参議院 質問主意書 質問第二四一号 – 小西洋之氏 ↩︎
  8. 森友文書 改ざん後も うそを重ねるよう強いられた経緯明らかに – NHK ↩︎
  9. 赤木雅子さん「誓いの涙」佐川元局長を刑事告発 – 週刊文春 ↩︎
  10. 徹底検証 森友文書開示(2)浮かび上がる新たな闇 – クローズアップ現代:NHK+ ↩︎
  11. 憲法改正を訴える日本会議の「危ない」正体 – 東洋経済オンライン ↩︎

そして今、佐川氏らは ──

【スクープ撮】森友改ざん指示 佐川宣寿元国税庁長官が自民親密企業の顧問になっていた《加担した官僚は次々出世、優雅な天下り続出》- 週刊文春

Thanks to

「市民とともに考え、ともに動く!」
豊中市議: 木村真さんのウェブサイトはこちら
https://kimura-makoto.com/

2025/7/3(木) 参院選公示 れいわ新選組 つじ恵 第一声

ショート動画(約2分:スタッフ編集)

動画(約10分:スタッフ編集)

[テロップ誤記訂正]
2:56 ×今の治世の与党野党 → ○今の既成の与党野党

動画(約15分:中日新聞)

参院選2025愛知選挙区 辻恵候補(れいわ)の第一声【ノーカット】
[ 中日新聞デジタル編集部 YouTube ]

五公五民、江戸時代だったら一揆が起きるレベル ── 政治学者:白井聡

2025/6/20(金)@豊橋駅: 白井聡先生とのコラボ街宣より

ショート動画(約2分)

(抜粋・要約)

  • 国民負担率50%。五公五民、江戸時代だったら一揆が起きるレベル。
  • 国民の生活本位の政治をやってくれる勢力は? 山本太郎のれいわ新選組をおいて他にない。
  • 愛知県からは、この「つじ恵」氏が立候補予定。歴戦の強者というべき弁護士。闘う政治家。これ以上の即戦力っていうのは、ちょっと考えつかないぞというくらいの人物。
  • 良識ある人々にとって、「つじ恵」は大変魅力的な選択肢です!

(ショート動画 文字起こし)

日本の政界、政局は 益々もって酷い状態になっております。

野党はですね、立憲民主党を筆頭としてますけれども、つい(に)この国会で内閣不信任案を出しませんでした。解散総選挙なんかしてほしくないと。

それはつまり、もう選挙でもって政権を奪おうという気が、今の野党陣営にはそもそも無いのであります。(大政翼賛体制となり)大増税政策を行うんじゃないのか?

もう皆さん、限界じゃないですか。

国民負担率50%。五公五民、江戸時代だったら一揆が起きるレベル

本当に国民の生活、それを本位にした政治をやってくれる政治勢力っていうのはないのか … 絶望している方もいるかもしれませんけれども、そんなことはないです。

愛知県では、この「つじ恵」氏が立候補の予定であります。つじさんは元々弁護士。これまで手掛けた訴訟、法的なトラブル、まさに歴戦の強者というべき弁護士。旧民主党の国会議員として務めた経歴もお持ちです。

すなわち「これ以上の即戦力っていうのは、ちょっと考えつかないぞ」というくらいの人物。良識ある人々にとって「つじ恵」っていうのは、たいへん魅力的な選択肢。闘う政治家です。

闘う政治家だからこそ … その旧民主党政権ですね、(2012年当時)期待外れの政策ばかりをやるようになった時、そこから(自ら袂を分かって)離脱をしていったわけです。

今の政治変えなきゃいけない。まあ変えなきゃいけないなんてことはね、どの政治家も言いますよね。なんにも変わってないです。我々の懐は寂しいまんま。

じゃあ本当に変えられる勢力ってあるんだろうか? 私はあると思います。いわゆる既成政党にはもう無理です。ここ数年間の国会、それを見れば明らかだと思います。

それ(変えられるの)は、山本太郎れいわ新選組をおいて他にない。

ロング動画(約15分:YouTube)

ショート動画ではカットされている部分も収録されています。是非ご覧ください!

★Special Thanks:トラジロさん X (旧Twitter) YouTube

2025/6/5(木) 収録 山川ひとし×つじ恵 対談 「沖縄の問題と今問われていること」

山川氏発言より 一部抜粋・要約(注「文字起こし」ではありません※)

  • 日米地位協定の改定まで踏み込める政治家がなかなかいない。
  • 日米安保は対等な立場で・同じ目線で、日本のルールで裁ける状況を。徹底した平和外交を。
  • 沖縄ではじめて(前回2024年衆院選で)れいわ新選組が議席を獲得した。
  • オール沖縄(日本共産党、立憲民主党、社会民主党、沖縄社会大衆党)は何故れいわを取り込まないのか? という声
  • 沖縄では「自民にも行きたくないけど、オール沖縄にも行きたくない保守中道層」は、れいわ新選組が風穴をあけてくれることに期待をしている。
  • 経済・平和の両輪、翁長雄志さんが打ち出したオール沖縄の原点に立ち返ることができるのはれいわ新選組しかないのでないか? と期待されている。
  • 今の自公政権が続くほど、軍事や有事(の懸念)は深まってゆく
  • 本当の保守とは? 自民党のように、沖縄を売り飛ばすのは保守とは言えない。
  • 山川議員の祖父は、1950年代に沖縄の自民党を立ち上げたメンバーのひとり。ゆえに、沖縄を守る「本来の保守」のDNAが身体に刻まれている ⇒(本来の保守を体現できる)れいわ新選組で頑張ってゆきたいと思っている。
  • れいわ新選組が出てきたからこそ、新しい沖縄環境で「解決出来なかったことが解決できる可能性が高まったよね」という(周囲からの)期待値がすごい。

──『経済界・保守層が「れいわ」に注目してくれているっていうのは、正に「我が意を得たり」という感じ』と、辻氏も膝を打つコメント

※ 詳細は動画本編をご覧ください!

山川ひとし: 公式サイト X (旧Twitter)

2025/6/29(日) 「冤罪を晴らす!」トークイベント(辻恵もゲスト出演)

※ 当イベントは終了しました。ご来場いただきました皆様、誠にありがとうございました。

豚肉差額関税制度違反をめぐる冤罪事件をテーマした、前田和男氏による書籍『冤罪を晴らす!食肉業界の異端児20年の激闘』出版記念トークイベントを開催します。

登壇者(敬称略)

  • 前田和男(著者)
  • 田邉正明(冤罪被害者)
  • 辻恵(弁護士/ゲスト登壇)@tsujimegumu
  • 吉田幸一郎(弁護士/ゲスト登壇)@KoiYoshida7
  • 白井聡(政治学者/ゲスト登壇)@shirai_satoshi

会場:名古屋市公会堂 第7集会室
時刻:18時~

2025/6/28(土) つじ恵&伊勢崎賢治 おしゃべり会@豊橋

ご来場いただきました皆様、誠にありがとうございました。

2025-06-28 つじ恵&伊勢崎賢治 おしゃべり会@豊橋

アフガニスタンで武装解除などを担ってきた「紛争解決請負人」伊勢崎賢治さん (@isezakikenji) をお招きし、日本の安全保障を中心にお話をします。

  • 18:30~20:30
  • 会場:カリオンビル 5階大会議室 [ アクセス ] [ 施設案内]
  • 入場無料・予約不要
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